購入する際良く分からなかったのがHDDのインターフェイス。
東芝IDEとかZIFとか言う情報があり何を買えば良いのか分からなかったのですが、OQO Model 01+で使えるのは東芝IDE接続(ZIFではない)の1.8インチHDD、厚さ5mmのものです。
SSD購入時、OS環境引越しの為に1.8インチ東芝IDEのUSB外付けHDDケースも購入しました。
さて、HDDの換装。OS環境の移植は後述の引越し作業を見てください。
私のやり方では先にHDD換装からやってかまいません。
OQOのバッテリーを外し、ネジを3本外します。
OQOのネジは六角形星型の特殊なネジになってます。で、これを外すには専用のドライバーが必要になってきます。通称トルクスドライバー。OQO裏蓋のネジはトルクスドライバーのT6が必要となります。
HDD換装には不要ですが、もし横のアンテナ部分もまわしてみたければ、T9が必要となります。
昔はこのような特殊ドライバーを入手しようと思ったら、電気街の電子パーツ屋に行ったり東急ハンズに行ったりとか面倒でしたが、最近は便利な世の中で、トルクスドライバーが一本210円でダイソーで買えてしまいます。
外すネジですが、右側2本と、左下のWarrantyシールの下の一本。
当然Warrantyシールを外すと保障が効かなくなるので覚悟の上で。
後、ここに書いてる事をやってみて失敗しても知りませんので、自己責任で。
3本のネジを外したら、スタイラスペンを抜いておきます。スタイラスペンがささったままだと裏蓋はずせません。
スタイラスを抜いた後、少し強めに引っ張ると裏蓋が外れます。
いきなりHDDが見えるので、コネクタを抑えながらHDDを引き抜きます。
コネクタとマザーボードはフレキケーブルで繋がっているので、抜く際は注意して下さい。
抜いたら、HDD保護用のゴムカバーをSSDに移しかえてSSDを挿すだけですが、Samsung 16GB SSDは厚みがありそのままでは収まりません。
SSDのネジ4本を外します。その後、裏蓋をはがす事により5mm厚になりOQOに収まるようになりますが、裏蓋をはがすのに少し苦労しました。
細いマイナスドライバーで端っこを持ち上げた後、ラジオペンチで曲げてから取り外しました。少し力を加えると基板がたわむので少しひやひやしながら作業しました。
裏蓋が取れたらゴムカバーを付けてIDEコネクタに挿すのですが、私が試したところゴムカバーを付けた状態だと右下がきつくておさまってくれず、無理に入れても今度は裏蓋を戻した時スタイラスの抜き差しが硬くなりすぎてしまいました。
ゴムカバーの右下とSSDの角のプラスチックを少し削って入れました。
後は裏蓋を戻してネジを締めてバッテリー戻したらおしまい。
物理的なSSD換装自体は、SSDの裏蓋外しとゴムカバー装着がやや難点なものの、ネジ外して付け替えるだけなのであっというまに終わります。
もう少し難しい作業を期待していた私としては物足りないくらい。
物理的なSSDへの換装はあっけないものの、ソフト的な引越しは大分苦労しました。
色々試行錯誤して、半日かかりました。
まずは失敗例から。使用したのはLifeBoartのLBコピーコマンダー8と言うソフトと、HD革命 CopyDrive Ver.1とHD革命 Backup Ver.5。どれも大分前に購入したので、Vistaでは動かず古いXPのPCを引っ張り出して作業する事になりました。
元HDD/SSDをPCにUSB接続する際は、CenturyのイッコイチBOX CSG18U2Tを使用しました。
http://www.century.co.jp/products/18hdd/csg18u2t.html
方法1:
ノートPCに元HDDをUSB接続し、さらに別のHDDをUSB接続。
HD革命のCopyDriveではUSB HDDをコピー元として認識してくれなかったので、LBコピーコマンダーを使用して元HDDのデータを別HDDにコピー。その後、別HDDからSSDにコピー。
1.8インチ→USBのケースが一個しかないので、一度別のHDDにコピーする手間を取っています。
結果、SSDから起動したものの、起動直後にSTOPエラー発生。
その後、起動時checkディスクが走ってファイルエラー多発でNG。
方法2:
ノートPCに元HDDを接続し、HD革命 Backupでファイルイメージに保存。その後、SSDにファイルイメージから書き戻し。
結果、SSDの容量が小さいから書き戻せないと出てNG。
OQO上で、HD革命に付属するパーティションサイズ変更ツールでパーティションを15GBに変更してからやってみましたが、パーティションのサイズは関係ないようでサイズエラーがでてSSDには書き戻せず。
方法3:
OQOにLBコピーコマンダーをインストールし、SSDをUSBで接続。環境をSSDにコピー。
結果、BIOS起動後カーソル点滅から進まず。LBコピーコマンダーのCDから起動し、ブート部分の修復を試みてみましたが、変化なし。
最終的に成功した方法:
SSDをOQO本体に入れ、元HDDをUSB接続。LBコピーコマンダー8のCDをCD-ROMに入れ、USB接続。BIOSをCD-ROM起動に設定しておく。
USB-HDDとUSB-CDROMを両方繋ぎますが、USB HUB経由では上手く認識してくれないので、USB-CDROMをOQO本体に、USB-HDDをドッキングケーブル側に繋ぎました。
LBコピーコマンダーのCDから起動(Linuxで動作するみたい)し、ツールが立ち上がるので、HDDのコピーを実行します。SSD側のデータをあらかじめ消しておいたからか、設定無しにいきなり元HDDからSSDへコピーが始まりました。
HDDにデータが10GB程入ってる状態で、コピーに1時間ほどかかりました。
コピー完了後、USB機器を取り外し起動。無事、起動しました。
出来た出来た~と思ったら、起動後いきなり「HDDの容量が残りすくないよ」ってメッセージが。
見たら残り残量15MB。なぜかコピーの際、パーティションサイズをデータ量と同等くらいに削ってしまったみたいです。HD革命付属のパーティションツールを使って、15GBまでパーティション拡張後、無事引越し完了。今の所問題なく動作しています。
さて、気になる速度と電池の持ち具合の変化。
本来はベンチマーク等取って正確な数字を出すべきですが、面倒だったんで体感的な意見で。
書き込みに関しては、そんなに変わらない気がしますが、読み込みは倍速くらい違う気がします。
休止状態に入る時にかかる時間は違いが分かりませんが、休止状態から復帰する時は時間が半分くらいで済んでいます。
フォトストレージとして使用した場合、メモリカードやアダプタにもよりますが、SDメモリカードの1.5GB約500枚のデータをOQO本体にコピーするのにかかった時間は約10分。
DPExを使って転送した1.5GB約500枚の写真を見る(1枚あたり約3.5MBのjpegファイル)場合、スライドショーで、次の写真表示にかかる時間は約2~4秒で、十分使用に耐えうる感じです。
Webページ閲覧は1.3倍くらい快適になった気がします。
何より良いのは、動くHDDが無くなったので、精神的にモバイルするのに楽になりました。
CPUファンは回っていますが、HDDが回らないと言うのはこれまで「水が入ったコップを持っている」感じから、「あんかけが入っているコップを持っている」感じになりました。変な表現ですが、そんな感じです。
電池の持ちはどちらかというとHDDよりCPUの電力消費の方が影響大きいみたいで、Webページを良く見る使い方としては、まぁ、1.3倍くらいになったかなと言うところです。
音ですが、以前はHDDの音とCPUファンの音だったのがCPUファンの音だけになり、少し静かになりました。電源投入直後は全く動く部分が無いので、無音です。まぁ、少し使っただけですぐCPUファンが回り始めますが。
OQOの問題点の一つ、熱ですが、HDDからSSDに変えたことにより、少し熱がましになった気がします。以前は使い続けていると持つのがやっかいなくらい「アチー」だったのが、今は「あつー」程度になりました。
重量も少し軽くなった感じがします。寝転がって仰向けでOQOを持って使う事が多いので、少し軽くなった気がする程度ですが、動く部分が一つ減ったのと相まってごろ寝サーフィンが楽になりました。
SSD、なかなか良いです。今はまだ32GBが4万円台と高いので16GB程度が精一杯ですが、将来より高速・大容量なSSDが安価で出てきたら載せ換えたいところです。
SSD、早く普及してもっと安くなって欲しいものです。